人間には必ず「エゴ」が存在します。
よく、「エゴ」や「我が強い」、「ワガママ」は良くない、周りに迷惑をかけるので、無くしていきましょう。との考え方があります。
では、「エゴ」が無い人が成功できるのでしょうか?
そんなことは全く無いでしょう。というよりも、きっと逆の意見の方が多いでしょう。
では何が問題なのか?
「小さなエゴに気づいていないこと」が問題なのです。
どんな人間でも、何かの事象に対して反応的な態度を取ってしまうことがあると思います。
特に何かを指摘されたり、指導されたり、評価されたときに
「自分は正しい」「自分は悪くない」「自分は優れている」「自分に欠点は無い!」
そして
「自分は変わりたくない!」
「自分はこのままで良い!」
「あいつの評価はおかしい!」
「環境が問題なんだ!」
と心の中で感情が蠢いているものなのです。
この感情が周囲との不調和を生じたり、自己限定に繋がったりし、成長を抑制しているのは明白です。
このエゴは消せないのですが、これに気づくことはできます。
自分のメンタルが揺れ動いた時には少し時間を空けて、自分の感情がどうなっているのかを見つめることが大切です。
7つの習慣では、「刺激と反応の間にはスペースがある」といってますし、アンガーマネジメントでは「6秒こらえましょう」などとも言っています。
「あ、自分が正しいと誇示しようとしているな・・・」
「あ、自分は今批判を恐れているな・・・」
など。
自分の小さなエゴをモニタリングしてくことが大切です。
また、対比的に「大きなエゴ」も存在します。これは逆に「素直に指摘(事実)を受け止めて、より成長する糧にしよう」というものです。
この大小2つが日々、人々の心の中で戦っているものですが、皆さんのバランスはいかがでしょうか。
毎年のことながら、様々なアワードやトレーニング、社内の多くの方との交流を沢通じて沢山の刺激を受ける事と思います。
刺激があった時の自分の心の動きを静かに見つめてみると何か新しい気づきがあるかもしれませんね。